書道家ではなく筆耕士(賞状技法士)です⇒今は書道家で筆耕士
僕は毛筆を書く事を生業としています。つまり筆耕です。※筆耕とは毛筆でお金を稼ぐ行為のこと。
筆耕と言う言葉だけだとイメージが湧かないので、『士』を加えて【筆耕士】と名乗っています。
※この記事は2016年1月に書いたものを、2020年8月に加筆修正しています。
筆耕のお仕事と言ってもいろいろありますが、僕が主にしているお仕事は『賞状』『リボン』『式辞』『為書き』『宛名書き』などです。※『宛名書き』は現在お休み中。

この筆耕の技術をどこで学んだかと言うと、『賞状技法士養成講座』です。
>>>賞状技法士養成講座の詳細
『賞状技法士講座』はその名の通り賞状を書く技術を教えてくれます。
書体は楷書ですが、書風(書き振り)は少々独特な特徴を持っています。普通の楷書とは結構異なります。
特にひらがなは別物です。
いわゆる賞状文字の一種ですが、他の書道団体の賞状文字が「ボテッ」としたイメージに対して、賞状技法士は「ビシッ」としたイメージです。
・どちらが良いのか?
・どちらが賞状にふさわしいのか?
これは好みの問題になります。ただ、僕の場合は賞状技法士の書風が理想です。



2018年、賞状技法士の最高位である1級に合格しました。それでも賞状技法士の創始者である前田篤信先生の書風の完全習得には至っていません。
僕の目標は、前田篤信先生の書風を基礎として、自分で書風を確立することです。多分、死ぬまで追求することになるのでしょう。
これぞ『道』ですね。賞状技法道、賞状筆耕道、そして全てひっくるめて『書道』なのだと思います。人生が楽しくて仕方がありませんぜ。


僕はこれまで「書道家とは自分の書風を確立した達人」と定義していました。つまり、達人の中の達人ということです。
そのために、この記事の元『書道家ではなく賞状技法士です』を書いた2016年時点で、自分は書道家ではないと否定していたのです。
でも、最近は僕自身も『書道家』を名乗っています。
僕が書いた文字を商品として収入を得ているので、これは書道家と名乗ってもいいのではないかと自分自身で納得したからです。単発で指導もしていますし。
また、一般の方に「筆耕士です」と言っても理解されにくいのですが、「書道家です」というと一発で理解してくれます。分かりやすさが一番なのです。
ということで、今の僕の職業は『書道家』ということになります。
ん~良い響き。でも、とても重い響きでもあります。書道家の名に恥じぬよう不撓不屈の精神で精進せねば。
おわり
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