木・林|綺麗な書き方とコツ
きれいな字の書き方として、『木』と『林』をご紹介します。『木』という漢字は、ゴシック体などでは左右対称なのですが、手書きで左右対称にするとおかしなことになります。

『木』のようにゴシック体で左右対称になる文字を手書きする場合は、左右対称にならないように気を付けます。
ちなみに、
縦画は止めてもハネてもOKです。

上図のように、左右の払いの一方を中心から書き出して、一方は中心からずらしてあげます。上下のどちらでもいいのですが、上の方が一般的によく見かけます。僕は下の書き方をしています。

『林』は色々な書き方があります。一般的には上図の真ん中だと思いますが、僕は上と下のように左右の『木』の大きさを変えて書いています。上か下かはその場のノリです。※こういう曖昧な説明だと混乱しますよね。

『林』は、左右の『木』の形が異なります。旁の『木』は通常の『木』の形に近いですが、偏の『木』は全く別の形です。
木偏は、右辺を揃えるのがポイント。横画は左側を長くして上げるのがコツです。ちなみに左はらいを長くするか、短くするかは、その場のノリです。※だから混乱するって!
繰り返しますが、
『木』の縦画は止めてもハネてもOKです。
おわり
ディスカッション
コメント一覧
先日はありがとうございました。実際に試みたところ、200文字ほど書いた頃から整った「感・長」を書くことができるようになりました。丁寧なご指導の賜物です。
もう数点お伺いしたく思います。
・田や回 などの直線的な画数の少ない字がどうも上手く書けません。震えたりします。また、左払いもきれいな潔い(?)払いになりません。
こう言った点、何かご指導いただけたら幸いです。
>Sinksiさん
なるほど、『田』や『回』は簡単そうで難しい文字の代表だと思います。基本的には向かい合う縦画をやや内側に入れます。あとは、縦・横のスペースを均等に取るのが基本です。
http://筆耕.com/blog02/430
↑この記事で『真田昌幸』と書いていますが、この『田』のように、1画目と2画目の縦画を、5画目の横画よりもハッキリと下に突き出るように書いてあげるのもコツです。
僕は縦画を書く際によく震えました。そこで、凄くゆっくり縦画を書く練習をしたら、徐々に震えなくなりました。左はらいも同じ事が言えて、やはり超ゆっくり書くようにしています。
ハネやハライは勢いよく書くよりも、ゆっくり丁寧に書いた方がきれいに書けます。安定するまで、少し練習が必要ですが。
また、分からない事がありましたら質問してください。
実は 今日 書写検定の表彰式に出席します。検定の練習では 筆耕さんの作品を参考に勉強をしていました。ありがとうございました。
>ぽーりんさん
表彰式に出席と言う事は、成績優秀者って事ですよね。すごい!憧れます♪