鍾繇の薦季直表(221)を臨書してみた
魏の鍾繇の薦季直表(221年)を臨書してみました。鍾繇というと孫過程の書譜に登場します。はじめて鍾繇を臨書しましたが、何だかかわいい書風ですね。
書体は楷書に分類されるようです。そう言えば、この書風の創作作品も結構見ますね。柔らかくて良い雰囲気です。隷書の雰囲気も残しつつの楷書って感じ。
ちなみに魏は国の名前で三国志の時代の魏の事です。日本は邪馬台国の卑弥呼の時代です。魏志倭人伝ですね。(※失礼な漢字の当て字だよね。)
時系列で言うと、王羲之と鍾繇がほぼ同時期でAD220年前後。300年後の北魏楷書がAD500年前後。さらに150年後に初唐の3大家でAD650年前後。そして、120年後に顔真卿でAD770年前後。
楷書の書風の流れを見ると王羲之の楷書が完成されすぎていて、どうもシックリこないんだけど、どう思います?
おわり
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