【判別不能!】カタカナ『リ・ソ・ン・ツ・シ』などの書き方

筆耕の仕事はお名前のリストをお預かりすることが多いのですが、リストは印刷されたもの他に、手書きで書かれているものもあります。手書きのリストは判別が難し字も混じっています。

美文字とか汚文字とかの前に

昨今はデジタル化の反動からか美文字活動が盛んです。書道の世界に生きる一人としてとてもうれしいことです。

僕個人の考えでは、文字は『自分の意思を伝える道具』であり、本人が気にしないのであれば美文字にこだわる必要はないと思っています。

ただ、『自分の意思を伝える道具』から逸脱しているとちょっと困ってしまいます。

つまり、他人が読んで読めない字です。

これは汚文字や美文字以前の話になります。書かれた文字で意志が伝わらないのであれば、文字としての役割を果たしていないことになります。

筆耕でいただくリストの話

筆耕の仕事はお名前のリストをお預かりすることが多いです。

今の時代はほとんどがデジタル化していて、文字は既成のフォントで書かれたものがほとんどです。

しかし、ときどき手書きのリストをお預かりすることがあります。

ご依頼主が書かれたリストがほとんどですが、卒業証書などの場合は保護者が直接書いた書いたネームカードもあります。

この手書きの文字もほとんど問題がありませんが、ときどき判別不能の文字が書かれたものもあるのです。

判別不能の文字は、漢字・ひらがなもありますが、圧倒的に多いのはカタカナです。

カタカナ判別不能の例

カタカナ『ア』『マ』判別不能

カタカナ『ア』『マ』判別不能

カタカナ『リ』『ソ』判別不能

カタカナ『リ』『ソ』判別不能

カタカナ『ソ』『ン』判別不能

カタカナ『ソ』『ン』判別不能

カタカナ『シ』『ツ』判別不能

カタカナ『シ』『ツ』判別不能

カタカナ『コ』『ユ』判別不能

カタカナ『コ』『ユ』判別不能

カタカナ『セ』『ヤ』判別不能

カタカナ『セ』『ヤ』判別不能

カタカナ『ワ』『ク』判別不能

カタカナ『ワ』『ク』判別不能

 

これらは実際に判別不能だった文字をマネして書いてみました。

文章の中に出てくる文字であれば、前後の文脈である程度判明できますが、住所や名前となるとそうはいきません。

最近は卒業証書の中にカタカナの名前が多いので、判別が怪しい文字は、ご依頼主にすぐにメールするようにしています。

それでも、1シーズンに数枚の書き直しが発生します・・・。

カタカナの書き方

カタカナは書き方がハッキリ決まっているので、書き方を知ってしまえば漢字やひらがなほど難しくありません。

ここからは、間違いやすいカタカナの書き方をご紹介します。

カタカナ【ア】の書き方
カタカナ【ア】の書き方

カタカナ【ア】の書き方

アは2画目に一度真下に向かい、そのあとに左に払うように書きます。

カタカナ【マ】の書き方
カタカナ【マ】の書き方

カタカナ【マ】の書き方

マは2画目をトメで収筆します。

カタカナ【リ】の書き方
カタカナ【リ】の書き方

カタカナ【リ】の書き方

リは2画が平行に真下に向かいます。

カタカナ【ン】の書き方
カタカナ【ン】の書き方

カタカナ【ン】の書き方

ンは1画目は上から下へ、2画目は下から上です。

カタカナ【ソ】の書き方
カタカナ【ソ】の書き方

カタカナ【ソ】の書き方

ソは1画目も2画目も上から下です。

カタカナ【ツ】の書き方
カタカナ【ツ】の書き方

カタカナ【ツ】の書き方

ツは1画目2画目が横に並びます。3画目は上から下です。

カタカナ【シ】の書き方
カタカナ【シ】の書き方

カタカナ【シ】の書き方

1画目2画目は縦に並びます。3画目は下から上です。

カタカナ【コ】の書き方
カタカナ【コ】の書き方

カタカナ【コ】の書き方

コは総2画で、2画目は左から右です。

カタカナ【ユ】の書き方
カタカナ【ユ】の書き方

カタカナ【ユ】の書き方

ユの2画目は長くします。

カタカナ【ヤ】の書き方
カタカナ【ヤ】の書き方

カタカナ【ヤ】の書き方

ヤの2画目は斜め方向、収筆は止めます。

カタカナ【セ】の書き方
カタカナ【セ】の書き方

カタカナ【セ】の書き方

セの2画目は真下に向かい、90度曲がったのち収筆は止めます。

カタカナ【ワ】の書き方
カタカナ【ワ】の書き方

カタカナ【ワ】の書き方

ワの1画目は真下へ止めます。

カタカナ【ク】の書き方
カタカナ【ク】の書き方

カタカナ【ク】の書き方

クの1画目は左へ払います。

カタカナの美文字の書き方

カタカナは漢字の書き方と同じだと思って問題ありません。※ひらがなはちょっと違う。

縦線・横線・点・ハネ・ハライ・・・。これらは漢字と同じように書けば美文字になるでしょう。

打ち込みの危険性

これはそれぞれの考え方になりますが、美文字のコツとして『打ち込み』を強調する書籍やブログを見かけます。

『打ち込み』とは、毛筆と同じように起筆を45度に入れて強調する書き方です。

打ち込みの危険性!

打ち込みの危険性!

確かに、打ち込みを入れると文字は端正に見えます。毛筆経験者の場合は自然に入ってしまう事もあるでしょう。僕も入ってしまいます。

しかし、基本的に硬筆において『打ち込み』は必要ないと思います。

元々上手な人は文字を装飾する意味でも効果的に使えるでしょうが、初心者の場合は無理に打ち込みを入れようとすると字形が崩れる可能性が有ります。

下手をすると誤字ととられることも!

硬筆の場合は、ひたすらに字形を整えることを考えていれば良いでしょう。打ち込みを使うのはそのあとで十分なのです。

ボーカリストで例えるなら、ビブラートを無理に加える前に音程とリズムをしっかりとりましょうって事です。

えっ!もっとわからない?

カタカナの書き方

カタカナはひらがなよりもずっと簡単です。

書き方さえ知ってしまえば、最低でも判別不能!ということはなくなるでしょう。

そんな書き方も短期間で覚えることができると思います。

一度覚えてしまえば一生ものなので、もしカタカナに自信がない人は、一度でもいいので書き方を確認してみてください。

おわり

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