賞状を書くプロになりたい人へ~筆耕士と賞状技法士1級への道

2020-08-26

インスタやツイッターでよく尋ねられる質問があります。それが『賞状の技術をどこで学びましたか?』です。この質問は減ることがありません。そこで、僕が筆耕コムを運営してどのような道を辿ってきたのかをご紹介します。

答えは賞状技法士

初めに答えを言ってしまいうと、『賞状技法士』で学びました。賞状技法士は日本賞状技法士協会(アテネ教育出版)が運営する教育機関です。今は窓口がヒューマンアカデミーの通信講座サイトたのまなとなっています。※たのまなはブランド名

興味のある方は資料請求(無料)してみてください。
賞状技法士養成講座 実践編3級対応

日本賞状技法士協会で、『賞状技法』⇒『実用行書』⇒『実用書道師範』と学び続けています。

大したことない書道歴

書道歴です。

  • 小学1~6年…近所の習字教室
  • 高校1~2年…週1回の芸術授業で書道を選択

このくらいです。下手ではありませんでしたが、決して上手ではありません。ただ、書くことは好きだったと思います。そして20年弱のブランクののち、賞状技法士は2009年から学び始めました。

筆耕コムをスタートさせたのが2013年です。自分の中で「とりあえずどんな原稿が来ても形にできる」と自信が付いたからです。

ただ、書道については焦りが増していきました。この頃の僕は蘭亭序も知らないような書道超ド素人だったのです。漫画『とめはねっ!』からどれだけ学んだことか…。

>>>筆耕の仕事に必要な書籍

書写検定と賞状技法士

筆耕コムで実際に筆耕の仕事をすればするほど募るのは書道への想いばかり…(#^^#)「このままではまずい」と徐々に古典の臨書をするようになり、書写検定への受験も決意しました。そして、2017年に硬筆書写検定1級、2018年に毛筆書写検定1級に合格しました。

書写検定は筆耕の仕事に直接的な関係はありません。ただ、旧字体、書写体、部首、成り立ちなど漢字に詳しくなったことは大きな財産です。お客様と文字についての認識の違いがあってもシッカリ説明できる自信があります。

そして、2018年には賞状技法士1級にも合格しました。賞状技法士を学び始めて9年目での合格なのでかなり遅いです。たしか2016~17年は書写検定を優先して受験しなかったと思います。その前はどうだったかな?記憶にありませんが、これらは言い訳です。

賞状技法士1級の合格率は毎年10%以下なので難関です。「書写検定と賞状技法士はどちらが難関?」と尋ねられることがありますが、僕にとっては『賞状技法士1級』の方がはるかに大変でした。※書写検定も賞状技法士も1級が最高位です。

時々、賞状技法士を学び始めて1~2年で合格する人がいるらしいです。僕から言わせると「なんだ、ただの天才か・・・」といった感じです。

賞状技法士は民間資格

僕の今の認識では賞状を書く仕事に国家資格はありません。賞状技法士は民間資格です。賞状と言えば有名ながくぶんの賞状書士も民間資格です。筆耕という仕事に国家資格は必要ないので、民間資格でも全く問題ありません。

民間資格の場合は国家資格ではないので信用度の問題になりますが、賞状技法士の1級はすごく難しいので、合格している人がいたら、その人はかなり高い技術を持っている人だと認識して良いです。

僕は凡人

こうしてみていくとわかるように僕は凡人です。人の倍以上練習しないと上達できないタイプです。賞状技法士1級までの道のりはとても長く険しいものでした。

シッカリした書道歴がある人はすぐに1級までたどり着けるのではないでしょうか?また、書道歴がそれほどなくても普通に練習していれば僕ほど時間がかかることはないと思います。

これから賞状講座で学習することを考えている人に参考になれば幸いです。

>>>筆耕士を目指す方へ

おわり

◆賞状の通信講座をお考えの方へ

筆耕のお仕事に興味がって、賞状の通信講座を考えている方におすすめの4講座です。それぞれ書風に特徴を持っているので、資料請求して見比べてみてください。※賞状筆耕プロコースは僕の講座なので、僕のような書風になります。

たのまな賞状技法士講座の資料請求

ユーキャンの賞状書法講座の資料請求

がくぶん賞状書士講座の資料請求

筆耕コムの賞状筆耕プロコース