3つ折りタイプの目録の書き方をご紹介します。記念品の贈呈、義援金や寄付金など現金の贈呈などに参考になるかと思います。
目録と言ってもいくつかの形がありますが、今回は筆耕コムで扱っている目録を例にとります。
※目録のし袋
のし袋のサイズは「高さ220㎜×横幅140㎜」、10万円から高額な品物まで、幅広い金額で使いやすいタイプです。
※蝶結びの水引
目録の贈呈自体は、何度でも繰り返したいおめでたいことなので、蝶結びで紅白の水引となります。
※目録の短冊
目録の場合、短冊の表題は「目録」となります。通常ののし袋では、表題の下に贈者名(贈呈者)を入れますが、目録では何も入れないことが多いです。入れても構いません。
※のし袋の裏の折り返し
のし袋の裏の折り返しは、下の折り返しを上に重ねます。これはおめでたいのし袋と共通です。逆に、不祝儀の場合は上の折り返しを上に重ねます。
※目録の書き方
目録の書き方をまとめてみました。ダウンロードはご自由にどうぞ。
3つ折りにして別れた各エリアに入るパーツです。
目録全体で見る文字の大きさの順番です。この大きさが基本となりますが、文字数などの状況に応じて前後することもあります。
表題「目録」を最も大きく書きます。次に大きな品物、受者、贈者、日付と続きます。※例:目録24mm、品物名18mmの場合、受者16mm、贈者14mm、日付10mm
書き出し位置と書き終わり位置によって目録全体の印象が変わってきます。解説図を見ながら確認してください。
※目録の書き方のシンプルな作例
シンプルな目録の作例です。品物が「現金」なので、品物名と数量が1つになっています。
「以上」は入れても入れなても構いません。昔は入れることが多かったのですが、最近は入れないことの方が多くなっています。
※目録の書き方の応用的な作例
少し応用を加えた作例です。基本のレイアウトから「品物名」がふたつになり、受者も2行書きにしています。
品物名が複数になり、かつ贈呈理由があるので、品物名を中心から右にずらしています。この辺は臨機応変に対応します。
また、仮に品物名が3つ・4つ・・・と増えた場合、文字の幅を狭くした方が収まりが良くなります。ただし、高さは変えない方がいいでしょう。
目録を美ししく仕上げるためには下書きをすることをお勧めします。下書きは目録で使用する奉書紙に直接するのではなく、別の紙で用意しましょう。
そして下書きを重ねて透かして書けば、綺麗に仕上げることができます。また、賞状筆耕と同じように左の行から書くという方法もあります。
ご自身で目録を書く際、以上を参考にしていただければ嬉しいです。