筆耕コムでは薄墨での筆耕依頼にも対応しています。
薄墨のご依頼は、弔辞(式辞)や法事関連の宛名書きの場合にいただいています。地方にもよりますが、特に不祝儀袋は薄墨で書く習慣が残っています。
薄墨をご希望の場合は、ご依頼の際にお問合せフォームの中に「薄墨希望」と記載しておいてください。
また、薄墨の筆耕に関しては筆耕コムよりお願いがあります。
筆耕コムでは薄墨はぺんてるの筆ペンを使用しています。理由は最も安定して書けるからです。
これまで、墨を薄くしたり、白色を混ぜたり、いろいろと試してきましたが、どうしても滲みが出たり、色が安定しなかったり、うまくいきませんでした。
対して、ぺんてるの薄墨の筆ペンは滲みが少なく、色合いも一定です。最も安定した出来上がりになるために採用しています。
本来、筆耕は毛筆と墨で書くもので、筆ペンを使うことはありません。しかし、出来上がりのクオリティにあまりに差があるので、薄墨だけは筆ペンを使わせていただきます。
薄墨での筆耕をご希望の際は、ご理解の程よろしくお願いいたします。
香典について
薄墨は通夜と葬儀にのみ使います。初七日や四十九日法要になると濃い墨で書くのが一般的です。
通夜と葬儀の場合、香典の題字は宗教問わず『御霊前』、キリスト教は『御花料』、神道は『玉串料』となります。仏教でも浄土真宗は『御霊前』は使わず『御仏前』。通夜では『御見舞い』などを使いますが、一部地域では『通夜見舞い』を使います。
薄墨の風習は日本の各地で残っていますが、一部では薄墨を使わずに濃い墨を使う場合があります。故人の住まわれている地域の風習をご確認の上、薄墨のご依頼をしてください。