筆耕士までの道

筆耕コムの運営者で筆耕士の清水克信

 

筆耕コムの運営者の清水克信です。

 

肩書は「筆耕士」と「書道家」です。筆耕コムの運営を中心に、時代の筆耕士を育成するための活動も行っています。このページでは清水克信が筆耕士になるまでの道程をご紹介します。

 

書道歴

 

  • 小学1年~小学6年 近所の習字教室で学ぶ
  • 高校1年~高校2年 芸術の授業で書道を選択
  • ~15年経過~

  • 2009年 賞状技法士を学び始める
  • 2011年 賞状技法士準1級取得
  • 2013年 筆耕コム運営開始
  • 2017年 文科省硬筆書写検定最高位1級取得
  • 2018年 文科省毛筆書写検定最高位1級取得

 

小学生時代

 

小学校時代は兄と共に近所の習字教室に通っていました。競書誌『不二』小学生部門の1級を持っていた記憶がありますが、初段の試験は受けなかったと思います。

 

同級生が「書道2段だよ」「書道6段だよ」と何人もいたので、不思議に思ったものでした。今思うと、競書誌によって審査基準が違うので一概にレベルは図れないのですよね。

 

小学生当時、県展の特賞をはじめ書道の賞はいただいていましたが、ずば抜けて上手という事でもありませんでした。

 

筆耕士までの道~筆耕コム運営者の清水克信の書道歴①

 

中学生時代

 

中学生時代は授業の書道のみです。学校内では上手な方だったと思いますが、やはりずば抜けているわけでもありません。市民展などに参加すると、学校内で3番目くらいでした。

 

でも、当時も書くことは好きでした。穂先が毛筆状になっているぺんてるの筆ペンが大好きで、よく遊びながら落書きしていました。

 

高校生時代

 

高校1~2年生の芸術の選択科目で書道を選択しました。この授業はとても楽しかった記憶があります。まじめな授業の話は覚えていませんが、隷書や篆刻をやった記憶があります。

 

書道の成績は良かったです。10段階評定でオール10でした。・・・あとは体育の成績が良く、一般科目は・・・普通以下。これって・・・。

 

高校卒業後

 

高校を卒業してからは、全く書道に携わっていません。筆ペンは好きなので書いていましたが、あくまで遊びのレベルで練習らしいものは一切していません。

 

大学時代、バンド時代、サラリーマン時代、15年間は混沌とした生活を送っていました。やはりバンドに夢中になっていたのが大きいですね。

 

とにかく歌が上手くなりたい!ギターを弾いたり、作詞をしたり、作曲をしたり、またいろいろな音楽関係の人と出会いました。音楽関係の人は癖の強い人が多く、これが人格形成に大きく影響を与えてくれたと思います。

 

賞状技法士を学ぶ

 

30代半ばになった時に突如『賞状技法士』を学びだします。理由はいたってシンプルで「賞状を書けるようになりたい」と思ったからです。

 

賞状技法士を学びはじめて少し経ったときに「賞状を書くことを仕事としたい」と思い始めます。そして、筆耕という仕事を調べ始めるのです。

 

これまでの書道歴を見ればわかるように、書道大学や書道学科を卒業しているわけではありません。大学は工学部です。

 

だから、賞状技法士を学びだしたときは決して上手とは言えませんでした。しかし人間やれば何でもできるもので、数年後には筆耕の仕事を始めるまでのレベルには成長できました。

 

そして、筆耕コムの運営の準備に入ります。

 

筆耕コム運営開始

 

2013年から筆耕コムの運営を開始しました。既存の筆耕会社に就職したり登録せずに個人事業を選んだ理由は、縛られたくないからです。

 

縛られたくないというのは、勤務時間や休日の事ではなく、運営体制や業務内容についてです。

 

今現在そうなのですが、宛名書きをお休みなどして筆耕業務は数種類に絞っています。これは、美文字講師など他の活動を広げるにあたって、筆耕業務の負担を減らすためです。

 

※常連様のご要望にはお答えしています。

 

こんな好き勝手な事は個人事業でないとできません。時と場合によって運営体制や業務内容を柔軟に変えていきたいのです。

 

筆耕士までの道~筆耕コム運営者の清水克信の書道歴①

 

書道への新たな欲求

 

これまでは、賞状や宛名を書く『筆耕に必要な技術』を追い求めてきました。しかし、人間は欲深いもので、もっともっと知識と技術を欲するようになります。

 

それが書道のディープな世界です。

 

今はSNSが発展したおかげで、たくさんの書道家や書道愛好家の作品を簡単に見ることができます。これはかなり大きな影響を与えてくれています。

 

僕も賞状を書いている動画などを公開していて、お褒めのコメントをいただきます。当然、プロなのでこのジャンル、つまり実用書道には強いと自負しています。

 

しかし、同じ書道でも全く苦手としているジャンルがあります。それが芸術書道で、むしろ苦手なジャンルの方が広いのです。芸術書道は奥が深いので…。

 

そんな思いから、書道をもっと深く追求する意味で、まずは『文部科学省後援 硬筆・毛筆書写検定』の挑戦を始めました。