はじめまして。筆耕コムを運営している清水克信です。「筆耕士」と「書道家」の肩書で活動しながら、後進の育成や書の可能性を探る取り組みも行っています。このページでは、私が筆耕士になるまでの道のりをご紹介します。
書道との最初の出会いは小学校1年生。兄と一緒に地元の習字教室に通い、競書誌『不二』で小学生部門1級を取得した記憶があります。県展で特賞をいただくこともありましたが、飛び抜けて上手というわけではありませんでした。
中学では授業でしか書道に触れませんでしたが、学校内では「書ける方」だったと思います。高校では芸術科目に書道を選択。篆刻や隷書も学び、成績はオール10。書道の楽しさを強く感じていました。
大学では工学部に進学し、以降15年間は書道から遠ざかっていました。音楽に没頭し、バンド活動に明け暮れる日々。筆ペンが好きで落書きはしていましたが、本格的な練習は皆無でした。
30代半ばになった頃、ふと「賞状を書けるようになりたい」と思い立ち、日本賞状技法士協会で学び始めました。それが私の筆耕士としての出発点です。初めは決して上手ではありませんでしたが、努力を重ねるうちに「筆耕を仕事にしたい」という思いが芽生え、技術を磨き続けました。
2013年、個人事業として「筆耕コム」の運営をスタートしました。既存の筆耕会社に所属せず独立を選んだのは、自由な運営スタイルを貫きたかったからです。
現在は業務の幅を調整し、賞状筆耕や選ばれた業務に特化しながら、SNS発信や講師業など、書道の可能性を広げる活動にも取り組んでいます。

筆耕技術だけで満足できず、もっと深く書道を学びたいという思いから、文部科学省後援「毛筆・硬筆書写技能検定」への挑戦を始めました。
2017年には硬筆書写検定1級、2018年には毛筆書写検定1級に合格し、技術の裏付けを得ることができました。SNSなどを通じて他の書道家の作品に触れることで、自分の視野も大きく広がっています。
実用書道には強い自信を持っていますが、芸術書道の世界にはまだまだ学ぶべきことが多く、日々探求中です。
このような歩みを経て、現在も筆耕士・書道家として日々活動を続けています。筆耕という仕事に興味がある方、学びたい方にも、書の魅力と可能性を伝えていけたら嬉しいです。