賞状の贈者とは賞状を贈る側をいいます。賞状を見て最も左側に位置するお名前であったり団体名が入ります。今回はそんな贈者の印について解説します。
基本的にはお名前の下には印を押します。印を押すことで賞状は正式に効力を発揮するので、押す前は僕は「賞状の台紙」という表現をしています。
そして印ですが、贈者1名に対して1つが基本です。1つであれば賞状全体のレイアウトも問題ありません。ただ、1名に対して1つということは、贈者が2名の場合は印が2つになります。
印が2つの場合は賞状全体のレイアウトに大きな影響があります。
贈者が2名の賞状の見本画像
例えば上の賞状は同じ「草剣谷神社」の中の2名が贈者になっています。2名の並びは印を想定した間隔を取る必要があります。
上の賞状では2名ともに25mmの印鑑なので、それを元に印同士の隙間を5mmとって計算しています。
贈者が2つの団体の賞状の見本画像
次に上の賞状ですが、2つの団体が贈者であって、さらに印のサイズは25mmと30mmと異なっています。
印同士の間隔は5mmで計算、先ほどの賞状を同じように計算しています。
印のサイズが異なる場合は、押す位置に注意が必要です。印が2つある場合は、上辺を揃えます。下辺は揃える必要はありません。
また、お名前には重ねても離れていても構いません。下辺は主文に揃っていた方がいいので、大きい方の印鑑を下に合わせるといいでしょう。
印の詳しい押し方は以下の記事を参照してください。
以上、贈者が2名になる場合、印の注意点を説明してきました。そのため、印が2つある場合はご依頼の際にサイズも合わせてお伝えください。
もしくはご依頼の後、筆耕コムから尋ねることもありますので、その際に教えていただければと思います。
それでは、よろしくお願いいたします。